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 「ファイナルファンタジーXIV」発表で,世界中のゲームファンの度肝を抜いたスクウェア?エニックス。E3会場の同社ブースには,「Dissidia Final Fantasy」の隣でひときわ異彩を放っていたタイトルがあった。

 その名は「Order of War」。タンクや歩兵ユニットが動き回るミリタリーRTSである本作は,同社のほかのタイトルと比べると,あまりに毛色の違う作品。開発元はイギリスに本社を置くWargaming.netの東欧にスタジオを持つ開発チームで,これまでに「Massive Assault」や「Galactic Assault」のような作品を手掛けてきている。
 ちなみにスクウェア?エニックスは最近,北米支社が主導する形でラインナップを従来よりも拡充する取り組みを始めており,今後はGas Powered Gamesの「Supreme Commander 2」のような北米産RTSのパブリッシングも予定している。


 Order of Warで描かれているのは,第ニ次世界大戦末期にあたる1944年夏頃のヨーロッパ。ロシアやポーランド東部戦線,そしてフランス各地における西部戦線が,舞台となっている。
 ゲームの雰囲気は,「Company of Heroes」や「World in Conflict」といった最近の人気RTSに近く,歩兵のリュックから戦闘機の鋲に至るまでの緻密なモデリングや,リアリティあふれるマップの様子は注目ポイントといえるだろう。それこそ,兵士が対空砲に銃弾を装填したり,爆撃で家屋が破壊されたりといった光景が,臨場感たっぷりに表現されているのだ。

 筆者がプレイしてみたマップは,連合軍が戦闘の拠点となる農村の橋を確保するというものだった。おそらく,ノルマンディ上陸作戦前後のサント?メール?エグリーズの戦いだろう。
 連合軍キャンペーンの序盤に相当すると思われるが,空爆要請などもでき,農村近辺の丘を巡っての争いが楽しめるようになっていた。
 カメラ位置を地上近くにまで落とし,周囲の風景を見渡すことができるのだが,空爆要請をしたあとには爆撃機の連隊が飛んでくる様子もきちんと描写されるなど,芸が細かい。
 ゲームはかなりオーソドックスなRTSだが,キャンペーンの終盤になると,1000ユニットほどが入り乱れての壮絶な戦いになるらしい。
 このミッションを最後までプレイする時間はなかったが,終了時にプレイヤーのコマンダーぶりをCPUが採点し,結果に応じたポイントが加算される仕組みのようだ。
 このポイントは,タンクに搭載する銃器の購入や,兵士のスキルなどに投資できるとのこと。

 Order of Warの欧米での発売は,今秋の予定。スクウェア?エニックスの日本法人は,Order of Warなどの作品に関しては直接的に関与していないとのことで,日本でのリリースはまったくの白紙状態となっている。
 だが,スカーミッシュやデスマッチを含めたマルチプレイヤーモードもあるそうなので,RTSファンなら何とかして手に入れるだけの価値がありそうだ。


引用元:アイオン-ナビ AION-NAVI - AION,アイオンの掲示板,BBSです,ユニーク 装備の情報,WIKI 攻略,RMT コンビニなどサービスを提供します。
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